葬儀の形態

直葬、家族葬、一般葬、社葬が代表的なもので、また近年増えてきているお別れ会、自然葬、等があります。

 

直葬とは、儀式は行わずに火葬するだけのお葬式のことをいいます。
菩提寺が遠方で先にお骨にしたい方や経済的な事情がある方が行うことが多いようです。

 

家族葬や一般葬、社葬らついてはこのホームページでは取り上げません。

 

また自然葬としてお墓を必要としない散骨という形態があります。

勿論お墓がありながら、山が好きだった、海が好きだった、という理由でお骨の一部の散骨も

あります。

最近では家族の形態も変わってきており、以前は、お墓に埋葬され代々継承されていくというのが世間一般的でした。しかし、最近になって、本来の場所である自 然に還りたいと考えている方も増えてきており、また代々の墓には入れない、入りたくないというお一人様やお子様のいないご夫婦は墓じまいをなさったり、散骨を選択する背景もあるようです。
この散骨には、海に還す海洋葬、山へ還す樹木葬があります。

海洋葬とは、粉骨した遺骨を海上にて散骨する葬送の方法です。散骨の際、環境保護のため献花の包装、食品、お菓子などは流さないなどの環境への配慮が必要です。

また大量に散骨するのは同じく環境問題から宜しくない、との見解もあるようです。

また、樹木葬とは、遺骨を樹木の周りに散骨する葬送の方法です。遺骨は大地の自然である土に還り、樹木は墓標の代わりになります。注意しなければならないことは、法的に樹木葬は好きな所に自由に行うことはできません。墓地として許可された山林などで行います。

 

 

葬儀社の種類

◆ 専門業社

いわゆる古くからある葬儀屋さんです
そして、比較的社歴が古く地域に密着している会社が多く、規模も比較的小さい。

 

  • 地域密着型なので、各地域の風習を熟知している。経営者が地元の住民であることが多く、近隣の評判を落とすような、トラブルは少ないと思われる。

 

  • 個人商店のようなものなので、社員研修等が不備の場合があり、マナーや身だしなみが整のっていない場合があるかもしれない。
  • 大規模な葬儀に慣れていない

 

◆ ja、コープなど


組合員への葬祭サービスがメインの葬儀社です。

比較的安価に葬儀が可能たがサービスの質については良く確認した方がよい。基本的に組合員向けなので、利用できるかは確認が必要。

 

◆ 互助会

 

互助会とは割賦販売法により、生前に葬儀代金の一部を積み立てる方式を採用している葬祭業者をいいます。
互助会は全国統一の組織ではなく、会員を募集して会員への葬祭サービスを提供する各葬儀社の総称です。

互助会は規模が大きいのが特徴です。また結婚式等も名称を変えて営業している場合があり、結婚式場や葬儀式場等の設備を所有しているのも特徴だと思われます。

 

  • 積み立ては葬儀以外にも使える(結婚式等)
  • 会館等の設備が整っている
  • 事前に葬儀のことを考える機会が出来る(生前予約や契約に通じる)
  • パンフレット類が充実している
  • 組織が大きいので、小さな葬儀社よりコストが上がり料金は高くなる傾向がある
  • 解約する場合には解約金が必要になることが一般的である